リメンバー！
部屋に上がって鏡を見ると、額に赤い大きなしみがある。
手をやってみると、べっとりと国王の血がついていた。アトスは気を失った。
（第五巻・8章 「覚えておれ（リメンバー）」より）
アトス、気を失う直前。
「リメンバー！」のシーンそのものもショッキングですが、
このシーンが、アトスがこの最期の言葉を受け取ったことの象徴でもあるわけで。
鏡を見て手で触れて、と段階を踏んでいるのが却ってじわじわとくる、印象に残る場面です。
アトスはこれでチャールズ1世の死を実感したんだろうなあ。
このあと、ショックのあまりダルタニャンにあたってしまったくせに、
ダルタニャンが不機嫌だと気になってすぐに機嫌をとろうとするアトス(笑)
ダルもわかっててわざとツンツンしてるのが、こんなシーンのあとなんだけどちょっとおかしい。
本当はこのとき職人の格好してたんでしたっけ。描いてから気づきました
もっとも、職人の服ってどんなんかわからないですけど。
あ、鏡もおかしい…手前の台部分も映り込まなきゃいけないよね