颯爽たる銃士時代!

だがアトスにはおのずから備わる気品があり、ありふれた銃士の制服を着て、首をかしげ、足を踏み出す格好だけで、
たちまち第一人者の評判をとり、お洒落のポルトスを二番目に蹴落としてしまった。
(第一巻・7章「銃士の内幕」より)

 

ポルトスには悪いが、お気に入りのシーンv
特別意識しなくてもにじみ出る美しさ、これが原作アトスの真骨頂でしょう!(力説)
手入れもしないのに、アラミスが溜息をつくほどきれいな手、とか。
伯爵に戻ってからの描写もべた褒めですが、この頃の、「ふとした時に覗かせる育ちのよさ」がたまりません。
全く値切らない彼を、値切りまくるダルタニャンがちょっと呆れながら見ているシーンも微笑ましい(細かいって)。

 

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