果たしてアニメでもラドック=ズーマなのか否か。ランザード邸行ったら邸の使用人の中にちゃっかりオゼルが混じってたりして、と思ってたら本編冒頭からオゼルでした ズーマの命令でラドックに冥王の壷を届けに来たオゼル。暗殺者からいきなりそんなもん送られても一体どうしろと(笑) 原作通りラドック=ズーマを踏襲するなら、オゼルはラルタークポジションで「旅先で知り合って連れてきた」ということにするんだろうか(男やもめがいきなり女連れて帰って来たら別の意味で詮索されそうだけど)、とか考えてたんですが、さすがにそこまであからさまにあやしいことはしなかったようです ラドック=ズーマの前提で話を進めますが、オゼルがその辺の事情を知っているかどうかはわかりませんね。ズーマとしての彼しか知らなそう。知ってたらお互いとんだ猿芝居ですが、オゼルはそういう演技はできなそうだしなあ。 壷の持ち主に従う、みたいなことを言ってましたが、レボでは「壷を見つけ出し壊して欲しい」と言ってましたよね?ズーマが壷持っててオゼルはズーマに仕えてて…あれ?そしたら壊す、のはともかく壷の在り処は最初から知ってたんじゃ? ズーマと壷とオゼルの関係についてはほんとよくわからん(笑)
原作よりラドックさんのいい人度がアップ。原作だと最初から居丈高に怒鳴り散らしてましたからねー。リナの怒りもごもっとも、という感じなんですが。この流れだと「ラドックも狙われている」という説の根拠も少し削られていたこともあって、リナの態度が必要以上に感情的というか言いがかりっぽく見えるような…。 まあ、原作の方ではラドックのいい評判は街の人や屋敷の人間の証言という形でしか出てこないので、アニメではあとあとラドックとズーマの落差を際立たせるために、一番最初に目に見える形でわかりやすく提示した、という狙いなんだろうなと思います。 そういえば、アニメのズーマメモには「胸が小さい」の一言は書かれていなかったようですね(笑)
デュグルドとグドゥザ登場。楽しみにしていた戦闘は…うーん…もうちょっと… まずゼル対デュグルド。デュグルドのつぶてを「もうそれは見切った」と言いながら、台詞の割に表情にも余裕がなく壁際に追い込まれてるゼル。ここ、原作見返してみたんですが、原作だと壁際へ後退してるのはデュグルドの方なんですね。で、追い詰められたかに見えたところでデュグルドが壁に溶け消えてゼルの背後から現れる、という流れなんですが。なんでわざわざ変えたのかなあ…。 アメリア対グドゥザ。骨を折らせて烈閃槍、はやっぱりなかったですね。あそこのアメリアの精神的タフさがすごく好きなんですが。 ゼル対デュグルドもアメリア対グドゥザも、原作だとここからが本番、もう1ラウンド続くのに、最初の手合わせだけで終わってしまったので物足りない…なんかお互いの戦いの駆け引きみたいなのが全然出てなくて緊迫感が足りなかったように思います。 なおかつ原作ではセイグラムがリナとガウリイと戦うために「残りもの」ゼルとアメリアの相手としてデュグルドとグドゥザが呼ばれたわけですが、今回アニメだと、セイグラムもズーマも出てこずにガウリイとリナが完全に手が空いてるのにあの状態。描かれ方が特別情けないわけじゃないんだけど、ガウリイもリナももっとフォローできるんじゃない?と思ってしまった。 時間の割に内容の薄い戦闘シーンだったなあ、という印象でした。 <6話追記>
ガウリイに関しては、ちゃんとアメリアのフォローには入ってたし、傷ついたアメリアを支えてあげたりしてたし、そういう精神的な面ではそんなに不満はなかったんですよ。今期は前回の「物騒な挨拶だぜ」とか今回の「趣味の悪いゲームだぜ」とか、ボケじゃないちょっとした台詞も結構あって、一時期の、口を開けばボケ、みたいな傾向からすればそう言うところはかなり改善されてると思います。レボの時みたいにイラっとくるのは減ってますよ、確実に(…4話はまた別として)。 ただ、原作の彼の能力を思うと、特定の敵の相手をしていないあの状況なら、ガウリイはもっと役に立つだろう、と思ってしまうんですよね。ぶっちゃけ弱… 問題はリナです。リナは原作でも、敵と仲間が接近戦をやっている時には、下手に術を使うと巻き込む可能性があるので手を出せない、という状況は結構あるので(だからこそああいう場合は直接撃破できるガウリイの出番のはずなんですが)、あの状況で動けない、ということはあり得るんですが、それでも少しでも状況が有利になるように頭を絞るのがリナだと思うんです。でも今回のシーンでは相手の隙を窺ってるとか、そういう描写がまったく感じられず、あげくに最後は自分が蚊帳の外にされてることに腹を立てて呪文をかますという…。もともとアニメのリナって原作より感情の出し方がヒステリックなところがあると思うんですが、今回、このシーンに限らず全体的に、そういう私の苦手なアニメリナの傾向が強く出てしまっていたなあという印象を受けた回でした。
ゼルとアメリア自身の戦闘も、原作でも屈指の見せ場なのに、せっかくの原作の戦闘の面白さを活かしきれていないと感じたし、全体を見れば、ポコタも含めて5対2という有利な状況にも関わらずほとんど有効な手段を講じることができていなかった。そもそもデュグルドとグドゥザがゼルアメを狙っても、リナガウがフリーになってればフォローに入るのは当然想定できるだろうに、リナの呪文一発であっさり引き下がってるんじゃ、彼らが原作同様の露払い的役割なら、2体だけであの場に出てくる意味がないと思うんですが。どういう意図でそういう展開にしたのか知りませんが、あの2体だけで出してきたことが、ことごとくマイナスに働いてしまった感じです。
原作のエピソードをベースにしている分、点が辛くなっている部分はあります。まあ、なにぶん今回はまだ前哨戦、次回以降もっと本格的な戦闘もあるでしょうし、今後を楽しみにしたいと思います。 <6話追記2>
なんか文句ばっかり言ってる感想になっちゃったのでちょっとフォローとその他。 もう一度デュグルドとグドゥザのところ通して見たんですが、物足りなさはやっぱりちょっとあるものの、一回目の印象より気にならないかな。何度か見てると慣れてくるのか(笑) 6話、決して全然面白くなかったとかそういうことではないです。何だかんだで楽しみに見てます。エボ見てたらポコタが可愛くなってきた。「ポコタ」って打ってるときの脱力感は拭えませんが(笑)
あ、そういえば、ゼルがデュグルドに青魔烈弾破使ってて、あれってそれほど強力な術ではなかった記憶があったので、最初に見たとき、あれ?と思ったんですが、原作では冥壊屍使ってますね。たまたま12巻の記述で青魔烈弾破について、「本来なら魔族に対してほとんど効果はない」と書かれてるのも発見。ちなみに覇王電撃陣の効果確認しようと思って手にとったんですけど。今回アニメではリナの前に魔方陣が出てたけど、覇王電撃陣は「対象を中心にした五芒星の頂点位置に突き刺さった雷撃が対象を襲う」っていうのが頭にあったので(この記述は結局11巻で確認)。 またツッコミばっかりしてるけど、これは単純に気になっただけです。 全部の術の発動イメージとか効果きっちり覚えてやしませんけど、印象に残ってる術ってあるので。
次回予告のガウリイ、かっこいいですね!いつもよりきつめの顔で好みだ〜!楽しみ楽しみ。
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