記念すべき第1巻。そして剣士は少女と出会った…わけですが。
>「きさまらに名乗る名前はないっ!」
って、外伝のリナ父との名乗りをめぐるやりとりはここにつながってるのだろーか。
一巻目なので仕方がないといえばそうだけど、後々のガウリイのキャラを思うと、
このときのテンプレヒーロー台詞がそぐわなすぎて笑える。
どうせならかっこよく助けようと頑張って考えたのか、それともこれも素なのか!?
それにしてもこのころの、挿絵のガウリイに対するやる気のなさがなんとも(笑)
さて、時々現れるスルドイ洞察力が間違った方向に進む進む。
リナの自負とは違った意味で、言葉通りの「保護欲」をそそってしまったようです。
しかしこのガウリイ、強引だなー。後付けなの承知で外伝と合わせて考えると、
せっかくお節介やいてみる気になってたのと、予想外に小っちゃい娘だったのとが相まって
なんとかついてってあげようと一生懸命説得したんだろうなあ。
やがてこの押しの強さが時を経て15巻で発揮されるわけですね!
お昼ごはんタイム。
ガウリイ→リナの二人称がすでに「きみ」から「おまえ(お前さん)」に。砕けるの早いな!
はらわた食べるの嫌がるガウリイの口調がかわいいです。お前がコドモか!
ここから、宿でのゾルフ来襲〜ゼル登場、交渉決裂の流れがすごい好き。
あえて手を出さずにリナの実力計ってるっぽいガウリイが冷静で良い。
いざとなったら加勢できるようにポケットの中で指弾の用意してるのがまた素敵。
小技使うガウリイってかっこいいよね…
このリナがトロルと戦ってるときのガウリイ、この巻だけで見ると、
「危ないから」ってついてきたのに何でリナに戦わせて余裕なんだよ、とも思えるんですが、
ここは外伝込みで考えた方が通りがいいですね。
リナの逆治癒、効果はえげつないけど、こういう作品の設定内で理屈つけての応用が面白くて好きです。
このあとリナの部屋でのお互いの事情説明、ガウリイが食えない兄ちゃんでいいなあ。
ちゃんと筋道立ててリナを納得させてる(笑)
>「さて、他に質問は?」
「ありません、先生」
「よろしい。ではこれで本日の――」
妙に息のあったこのノリがかわいい。
いくつかお気に入りのシーン、というかガウリイのショット。
苦笑ガウリイ
(>「適正な値段でその“もの”を売っていたら、あなたあたしをほめてくれた?」)
ゼルとの商談は、度胸の良さとかはったりとか茶目っ気とか好奇心とか、
リナの魅力がよく出ているシーンだと思います
さりげなくガウリイが相手にプレッシャーかけてるのも良いですね!(ゼルはあまり気にしてませんが)
お怒りガウリイ
(>「いいかげんにしろっ!」)
リナに対してこういう怒り方したのってこのときぐらい?
リナは無茶は言うしするけどいわゆる「ワガママ」とは違うからなあ
この前の、「娘をしかる父親のような口調」も捨てがたい。
唐突にリナのマントの下に手を突っ込むガウリイ。
リナが怪我をごまかそうとするんで確かめようとしたんだろうけど、一歩間違うと痴漢行為だぞ(笑)
怪我が発覚してからの心配ぶりもたまりません
ごきげんガウリイ
(>「ありがとよ、嬢ちゃん」)
頭なでなで。あーこいつらかわいーなーもう。