髪よ、さらば！

第５巻、チャールズ１世救出のため、イギリス遠征中の４人。
２０年後バージョンにしてはみんな若いですが、まあそれはあまり気にしないで頂いて。
ついでに遠近とかも気にしないでいただけるとありがたいです(笑)
髭ダルは短髪のほうが似合うような（私の絵では）。

この場面、それぞれの性格がよく出ていると思うんですが。
変装を思いついて率先して（しかもなんだか楽しそう）髪を切るダルタニャン、
服が気に入ったので髪型にはこだわらないポルトス、
まったく無頓着なアトス、
そして文句たらたらのアラミス。
特にポルトスとアラミスの違いが面白いですね。
第１部の頃からそうですが、ポルトスは服とか剣帯とか、
身に付けるものにはうるさいお洒落さん（見栄っ張りとも言う）、
一方アラミスは、髪とか手とか、服飾品よりむしろ身体そのものに
気を使ってる描写が多い気がします。
（ダルタニャンが初めてアラミスを見た場面でも、耳たぶの血色を良くしようといじってたし）

ただ、第２部を読むと感じる違和感。
あのイギリス嫌いのアトスがなぜあんなにイギリス王室びいきに…？
チャールズ１世と何らかの個人的親交があったような感じではありますが。

※追記
２部読み返してたら、アトスがチャールズ１世と会ったのは、
このときウインター卿といっしょにイギリスへ行って引き合わされたのが最初ですね。
若い頃イギリスを旅行した＆一時期住んでた、っていうのを変に勘違いしてた
イギリス嫌いのくせにイギリスと縁の深いアトス…やっぱり謎だ。